自宅に自分だけのスペースが欲しいと思っても、部屋に余裕がなくて作れないという方は少なくないでしょう。そんな方に最適なのが、意外と勿体ない使われ方をしていることが多い押入れのスペースです。押入れをリフォームすれば、理想的な自分だけの空間を手にすることができます。そこで、今回はおすすめの押入れリフォームを2つご紹介します。
押入れのリフォームで、最も手を出しやすいのがプチ書斎です。落ち着いて仕事をしたり、趣味の時間に没頭できる書斎はいつの時代でも人気の空間ですが、自宅にそんな部屋を作る余裕なんてないという方も多いのではないでしょうか。そんな時にぴったりハマるのが押入れです。押入れの中段部はちょうどデスク天板として活用でき、奥行きがありますのでデスク天板の上に収納棚やケース類などを置くことも容易です。あとはお好みで壁にペイントや壁紙などを貼り付ければ、あっという間にあなただけのプチ書斎が完成します。さらに、本格的にリフォームするのであれば、思い切って中段部を取り除いて個室化してしまうのもアリです。
自宅で自由に楽器を弾いたり、歌を歌ったりできるスペースが欲しいのであれば、押入れを防音スペースにリフォームしてしまいましょう。部屋そのものを防音スペースにするよりも手軽かつ低コストで、より高い防音効果を期待することができます。必要となるのは遮音シートと吸音材です。まず、最初に壁を保護するためのマスキングテープを張り巡らせ、その上からブチルテープなどで遮音シートを貼ります。続いて、吸音材を壁の端から敷き詰めるような感覚で貼っていきます。押入れ全体を吸音材でもれなく埋め尽くすことができれば、リフォームは完了です。遮音シートと吸音材でややコストはかかりますが、その分しっかりとした防音スペースが作れます。もし、自身での作業が難しい場合は業者に相談してみましょう。
プチ書斎や防音スペースは、専門の知識がなくても簡単にリフォームできますので初心者にもおすすめです。狭い空間ですから落ち着いて仕事に集中できたり、ストレスなく音楽を楽しんだりできます。押入れの中は意外と使われていないスペースが多く、少し工夫を凝らせば手軽にアイデアリフォームができる点が魅力です。自分だけの書斎や防音スペースが欲しいと思っている方は、押入れを覗いてみてはいかがでしょうか。